高松国際ピアノコンクール Takamatsu International Piano Competition

Repertoire課題曲

1. 第1次審査

下記の(A)、(B)、(C)全てのカテゴリーより選曲し、演奏時間は25分以内とする。
※ 演奏時間を超過した場合、演奏を中断させることがあるが、審査に影響はないものとする。

(A) 次のバッハ作品より1曲を選び演奏すること。

  • 半音階的前奏曲とフーガ
  • BWV903ニ短調
  • 幻想曲とフーガ
  • BWV904イ短調
  • トッカータBWV910嬰ヘ短調
  • トッカータBWV911ハ短調
  • トッカータBWV912ニ長調
  • トッカータBWV913ニ短調
  • トッカータBWV914ホ短調
  • トッカータBWV915ト短調
  • トッカータBWV916ト長調
  • イタリア協奏曲BWV971ヘ長調
  • カプリッチョ《最愛の兄の旅立ちに寄せて》BWV992変ロ長調

(B) 次のリスト作品のエチュードから1曲を選択し演奏すること。

  • 《超絶技巧練習曲》S.139
  • 2. イ短調
  • 4. マゼッパ
  • 5. 鬼火
  • 6. 幻影
  • 7. エロイカ
  • 8. 野生の狩
  • 10. ヘ短調
  • 12. 雪嵐
  • パガニーニによる大練習曲集S.141より
  • 1.ト短調
  • 2. 変ホ長調
  • 3. 嬰ト短調《ラ・カンパネラ》
  • 4. ホ長調
  • 5. ホ長調
  • 6. イ短調
  • 3つの演奏会用練習曲S.144より
  • 2. 軽やかさ
  • 3. ため息
  • 2つの演奏会用練習曲S.145より
  • 2. 小人の踊り

(C) 次の作曲家の作品より1曲または数曲を選択し演奏すること(複数の作曲家も可)。

フォーレ、ドビュッシー、ラヴェル、メシアン、スクリャービン、プロコフィエフ、バラキレフ、
ショスタコーヴィチ、アルベニス、ファリャ、グラナドス、バルトーク、ヤナーチェク、
ブゾーニ(オリジナル曲のみ)
※予備審査曲と重複してはいけない。

2. 第2次審査

下記の(A)、(B)の順に演奏する。演奏時間は合計で45分以内とし、繰り返しは自由とする。
※ 演奏時間を超過した場合、演奏を中断させることがあるが、審査に影響はないものとする。

(A) 次のモーツァルトのソナタより1曲を選び、全楽章を演奏すること。

  • 第9(8)番 イ短調 K.310
  • 第13番 変ロ長調 K.333
  • 第14番 ハ短調 K.457
  • 第17(16)番 変ロ長調 K.570
  • 第18(17)番 ニ長調 K.576

(B) シューマン、ブラームス、シューベルト、メンデルスゾーン、ショパンより任意の楽曲を選び、演奏すること。
※ 複数の作曲家も可
※ ソナタの場合は全楽章を演奏すること。

3. 第3次審査

下記の(A)、(B)、(C)の順に演奏すること。

(A) 次のベートーヴェンのソナタより1曲を選び、全楽章を演奏すること。
なお、演奏の繰り返しについては、括弧内の指示どおりとし、それ以外の繰り返しについては、減点の対象となる。

  • 第3番 ハ長調 Op.2-3(繰り返しなし、第3楽章のダ・カーポあり)
  • 第4番 変ホ長調 Op.7(繰り返しなし、第3楽章のダ・カーポあり)
  • 第21番 ハ長調 Op.53(繰り返しなし)
  • 第23番 ヘ短調 Op.57(第2楽章の繰り返しあり、第3楽章はコーダの繰り返しのみあり)
  • 第28番 イ長調 Op.101(第2楽章冒頭の8小節目の繰り返しあり、ダ・カーポもあり、その他の繰り返しは省略すること)
  • 第31番 変イ長調 Op.110(第2楽章の繰り返しあり)
  • 第32番 ハ短調 Op.111(第1楽章の繰り返しなし、第2楽章の繰り返しあり)

(B) 第6回高松国際ピアノコンクール委嘱作品を演奏する。
委嘱曲作曲家 桑原 ゆう

(C) 下記のピアノ四重奏曲より1曲を選択し、事務局が指定する室内楽奏者と協演すること。楽譜は、シューマンとブラームスはヘンレ版を、サン=サーンスはデュラン社版を推奨する。繰り返しは行わない。ただし、シューマンの第3楽章の繰り返しは行うことができる。

  • シューマン:四重奏曲 変ホ長調 Op.47
  • ブラームス:四重奏曲 第3番 ハ短調 Op.60
  • サン=サーンス: 四重奏曲 変ロ長調 Op.41
  • <室内楽奏者>  ヴァイオリン  北田 千尋
    篠原 悠那
    ヴィオラ 田原 綾子
    松実 健太
    チェロ 笹沼 樹
    長谷川 陽子

4. 本選

下記のピアノ協奏曲のうち任意の1曲を選択し、主催者が指定するオーケストラと協演する。
<オーケストラ> 瀬戸フィルハーモニー交響楽団
指揮:広上 淳一

(A) ベートーヴェン
協奏曲 第3番 ハ短調 Op.37
協奏曲 第4番 ト長調 Op.58
協奏曲 第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」

(B) ショパン
協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11
協奏曲 第2番 ヘ短調 Op.21

(C) シューマン
協奏曲 イ短調 Op.54

(D) リスト
協奏曲 第1番 変ホ長調
協奏曲 第2番 イ長調

(E) ブラームス
協奏曲 第1番 二短調 Op.15

(F) サン=サーンス
協奏曲 第2番 ト短調 Op.22
協奏曲 第4番 ハ短調 Op.44
協奏曲 第5番 ヘ長調 Op.103

(G) チャイコフスキー
協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23

(H) グリーグ
協奏曲 イ短調 Op.16

(I) ラフマニノフ
協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18
協奏曲 第3番 ニ短調 Op.30

5. 注意事項

  • ①演奏はすべて公開される。
  • ②演奏審査において、時間の都合により、楽曲の一部を省略させることがある。
  • ③演奏は、第3次審査における委嘱曲及びピアノ四重奏曲を除き、すべて暗譜で行うこと。