第5回TIPCについて

会長 綾田裕次郎

会長 綾田 裕次郎

「第5回高松国際ピアノコンクール」の開催にあたり、世界各地から高松にお集まりいただきました皆様に、心からの歓迎と御礼を申しあげます。
2022年3月の開催は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、海外からの出場者や審査員をお迎えすることができず、やむなく1年延期して2023年2月の開催とさせていただきました。また、サンポートホール高松の改修工事に伴い、今回はレグザムホールに会場を移しての開催となります。ご理解とご協力を賜りました皆様方に重ねて御礼申しあげます。
 さて、高松国際ピアノコンクールは、2006年に日本で3番目の国際ピアノコンクールとして創設され、4年毎に開催し、今回で第5回を迎えます。2015年には国際コンクールの世界的なネットワークである「国際音楽コンクール世界連盟」に加盟する等、国内外から高い評価をいただくコンクールへと成長してまいりました。
コロナ禍の状況でありながら、世界各地26の国と地域から245名もの応募を頂き、厳正な予備審査が行われました。これから、予備審査を通過した50名が参加する一次審査がスタートいたします。選ばれしピアニスト達の演奏が皆様に深い感動をもたらすものと大いに期待しています。
 本コンクールは、香川県、高松市をはじめ多くの企業、団体、ボランティアの支援によって成り立っており、「ともに夢を、ともに感動を」を合言葉にしています。世界の舞台を目指す若きピアニストを応援する本コンクールは、地域に根差した国際的な文化交流の場でもあり、今後も地域の皆さまに愛され育まれていくことを願っています。
 最後になりましたが、今回の開催にあたり多大なご支援ご協力を賜りました香川県、高松市をはじめ多くの企業、各種団体、関係者の皆様のご尽力に深く感謝申しあげまして、ご挨拶とさせていただきます。